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SAKANAQUARIUM 21.1(B)-1


10/8(金) サカナクション初の武道館公演へ行ってまいりました。
5/28のZeppTokyoで発表されてから、約4ヶ月間、ずっと楽しみにしていた武道館。

武道館へ行ったのは3回目だけど、アリーナは初めて。しかもA5・・・!
スキップし出す勢いで階段を降りて、席へ向かうと、想像以上の近さ。
始まる前からテンションは最高潮へ。

スクリーンには、水槽のような映像に、コポコポという音。
そう、今日の武道館はSAKANAQUARIUMなのだ。
開演時間の19時を過ぎると、時計のカチコチいう音が重なり、緊張感が増していきます。

そして照明が落とされいよいよ開演。
オープニングの映像、水の輪廻。水槽の水が流れ、空へ行き、雲になり、雨になる・・・その流れが本当に美しくて、思い出してもうっとりしてため息が出る。
白黒で円の模様が描かれたステージの俯瞰の映像でメンバー登場。
そこから始まるのは勿論、Ame(B)。

名盤「シンシロ」の1曲目なのは勿論ですが、
わたしが初めてサカナクションのLIVEを観てハマるきっかけとなったCDJ0910の1曲目。
そして大好きな音源FISHALIVEの1曲目。
kikUUiki以降の21.1始まりも「ロックのフォーマットを壊す」ことを体現しながらオーディエンスを惹きつけていて素晴らしかったけれど、やっぱりどうしてもAme(B)始まりがすきでした。
だから本当にうれしかった。でも同じことをやるのではなく、SEのmixは新しかったです。
セットリストについては後でまた触れようかな。

とにかく、1曲目から会場を盛り上げるには最高の曲。
ここから5曲目Kleeまでノンストップ。
こんなに飛ばして大丈夫?なんて思いましたが、サカナクションはLIVE鉄板曲がありすぎるんだなと12曲目ネイティブダンサー以降の流れで再確認。
夢中で飛び跳ねていたけれど、ライトダンスでの草刈姉さんのベースソロがかっこよくて忘れられません。やっぱり華があるなあ。

そして短いMCを挟んでフクロウ、意外な選曲ににやり。
これでもかというほどの緩急の付け方(笑)。グッと引き込まれます。
ここから聴かせる系の曲が続きます。
アンダーの時の映像が印象的でした。一郎さんの歌う映像(もちろんリアルタイム)にエフェクトがかかっていて、クラゲの映像が重なって。深海で独りで歌っているような。

そして、個人的ハイライトのひとつ。シーラカンスと僕のアウトロ延々リピートからマレーシア32へ。
レーザーがこれでもかと飛び交い、武道館は一瞬でクラブに。
マレーシアがあんなにもカッコイイ曲だったとは・・・。
そこからParadise of Sunnyへ繋がるのが流石。
インストを2曲連続なんて、サカナにしかできない。いや、サカナにとっても挑戦だったのでは?
とにかく驚いて、にやけました。
(21.1は短かったんじゃないかな、ちょっとわからないけど、セトリの表記のように3曲のメドレーというより2曲やったという印象でした)

一郎さんは、カオスパッド等の機材を操作していましたが、kikUUikiツアーの時のように観客を煽るのではなく、ほとんどずっと後ろを向いていたのが印象的。
後でUSTで仰っていたことには、オイルアートを見ながらそれに合わせてエフェクトをかけていたそう。
なんて言えばいいんだろう・・・確かに、「盛り上がった」わけでもないかもしれない、
でも、あの瞬間武道館は武道館じゃなくなっていて、観客は全身で音楽を、「総合芸術」を感じていました。

そして、「まだ誰も聴いたことのない曲をやります」と、文字通りできたてほやほや、タイトルも決まっていない、歌詞もメンバーさえ当日初めて聴いたという、新曲。
Aメロ、Bメロは、シングルにしてはかなり暗いと感じました。
でも、踊れるアレンジ。まさに心地の良い違和感。
サビも、暗い一方でいつも以上にキャッチーな印象。全体的にとても好みでした。

ネイティブダンサー~アイデンティティまでの盛り上がりはすごかった。
ネイティブダンサーは緑レーザーが定番ですが、進化。
普通のレーザーはマレーシアに比べて控えめで、
中央のスクリーンに不思議な形のレーザーがうねうね動く。
サビになると、それが傑作MVのダンスの映像に重なる。
そして更に、歌詞に合わせて雪のようにレーザーが降る。すごい・・・。

そして、難しくてなかなか揃わない手拍子。
今日はしっかりと揃っていたどころか、「手拍子完璧なの聞いて!」と言わんばかりの一拍目から大きな音に、感激しました。全国からファンが集まっていることを実感した瞬間。

アイデンティティで会場の熱気は最高潮に達したところで、本編最後の曲はenough。
シンシロツアーはよく知らないので、LIVEでやるとかっこいいだろうけど難しいだろうなあとおもっていた曲・・・。
照明は落とされ、一郎さんの傍らにはベッドサイドに置くサイズの電気スタンド。
アイデンティティまでで会場を一体にさせておいて、ここで個の世界へ。
一郎さんの歌声、気持ちよく伸びてたなあ。
そして電気を消して、舞台袖へ。
この時の雰囲気は、バンドのLIVEのそれとは明らかに違ったようにおもう。
劇、ショー、ミュージカル・・・
序盤、終盤、あれだけ盛り上げておいて、あまりにも綺麗に幕を引いて去っていった。

アンコールでは、今から始めるかのように「どうもー!サカナクションでーす!」とテンション高く登場した一郎さん(笑)。
三日月サンセットで歌詞が飛んだ照れ隠しだとおもうけど、同時に素直にワンマンライブのホーム感を楽しんでいる感じがうれしかったです。
いつもはもう少し、MCも煽るときも真面目な印象だから・・・(笑)。
それから軽くメンバー紹介。結成して4年かあ・・・なんて濃密。
4年前のLIVEでは、200人ほどのキャパの会場に100人程度。今日は11000人。100倍。
観客の声が聞き取れず、スルーしかけて「・・・え?」と聞き返す一郎さん、完全にコントでした(笑)。

「二度とやらないと言っていた曲をやります」と演奏されたのはGO TO THE FUTURE。
ガツンときました。
この曲、表題曲ではあるものの、他に比べて地味なので個人的に存在感が薄かったのです。
でも、生演奏、素晴らしかった。身体の芯まで、ずっしりと重い音が入ってきました。
LIVE前と後で、一番印象が変わった曲。

そして、白波トップウォーター。一番すきな曲なので、武道館でどうしても演ってほしかった一曲。
この曲の中でも、2番のサビ前の間奏が大好きなのですが、そこで一郎さんが右手を挙げて、みんなも手を挙げてピースしてて。
それが青い逆光で照らされていたのが綺麗で幸せで泣きそうでした。
この瞬間を思い出せば大抵のことは乗り越えられる気がするよ。

ダブルアンコールは目が明く藍色
この曲を、ラジオの前に座って初めて聴いたときの驚きはきっと忘れない。
今日のショーの最後を締めくくるに相応しい壮大な曲。
Zeppで聴いたときはなんだか戸惑ったの。
ナイトフィッシングイズグッドと違ってノリにくいなって。
でも、武道館のサイズにぴったりでした。変な言い方になるけど、武道館に似合っていました。
武道館は、よくある「売れてきたから挑戦する場所」ではなく、今のサカナクションにとってきちんと相応しい場所なのだと、確信した瞬間でした。

5人手を繋いでお辞儀をして、手を振って袖にはけて、いよいよ終わりの時間。
でも、壮大なショーは終わりもしっかりと。
ホーリーダンスのインストリミックスをBGMに、スタッフロール!
個人的には、何度も行っているMEGさんのLIVEで見ているのですが、おそらくよくある演出ではないはず。でも大好きな二組がやっているということは、何か意味があって、とてもうれしいこと。

誰も帰らず、手拍子をしてTEAM SAKANACTIONのメンバーの名前が流れるのを見ていた。
照明や映像にこだわるだけでなく、それをやる人たちの存在までしっかりと見せる。
そしてその想いが確かに観客に届いている。
なんてしあわせな空間なんだろうとおもいました。

そして最後、「AND……Many Thanks to ALL AUDIENCE!!!!」と文字が出て、オープニングでも流れたステージの俯瞰の映像に移り、それがゆっくりと客席側を向く。
観客が歓喜の声を上げるも、映し出されたのは誰もいない武道館で、すこしがっかり。
オープニングではリアルタイムの映像だったのに、今度は録画か、と。
すると、中央の席にはサカナクションのメンバー5人が笑っている。
再びの歓喜の声、そして賞賛の拍手。
次の瞬間パッと映像が切り替わり、同じアングルから満員の武道館の笑顔へ。
ずるいです(笑)。こんなハッピーエンドがありますか。いつも夜と孤独を歌ってきたのに(笑)。
11000人が一人残らず貴方たち・・・チームサカナクションの虜になったことは間違いありません。

【SET LIST】
01. Ame(B)
02. ライトダンス
03. セントレイ
04. アドベンチャー
05. Klee
06. フクロウ
07. 涙ディライト
08. アンダー
09. シーラカンスと僕
10. マレーシア32 ~ 21.1~Paradise of Sunny
11. 新曲
12. ネイティブダンサー
13. インナーワールド
14. サンプル
15. 三日月サンセット
16. アルクアラウンド
17. アイデンティティ
18. enough
<アンコール>
19. GO TO THE FUTURE
20. 白波トップウォーター
<ダブルアンコール>
21. 目が明く藍色
(エンドロール:ホーリーダンス Instrumental Remix)


長くなってしまった。全体の感想はまた改めて…