WORLD HAPPINESS 2011


去年が良すぎて、今年の頭くらいからめちゃめちゃ楽しみにしていたワーハピ!
今年も好きなミュージシャンばかりで、もはや自他共に認める私得フェス。笑


余韻に浸ってふわふわしているうちに書きそびれて、いつの間にやら一ヶ月が経ちました・・・うわあ笑

とりあえずアクトごとに感想を。

1・OKAMOTO'S (LEFT STAGE)
わかっていたけど上手いしかっこいいし盛り上げ上手!
わたしは彼らの顔が大好きだ。本人達の顔が写っているだけで良いジャケが成立するのってすごい才能だと思う(笑) 上手いし解りやすいし気持ちよく踊りつつ、誰かの顔がアップになるたび爆笑して、ほんと楽しかったー。大好き。
トップバッターだしアウェイな感じになるかなぁと思ってたけど全然そんなことなかったね。

2・宮沢和史 as GANGA ZUMBA (CENTER STAGE)
曲全く知らなかったけれどすごくかっこよかったなー。
大人の余裕というか貫禄を感じました。

3・コトリンゴ
5月にJ-WAVEのイベントで観た時はほとんど弾き語りでゲストでチェロの徳澤青弦さんだったので爽やかな癒し系ってイメージが強かったのだけど、今回はドラムとベース(□□□村田シゲくん!)のバンドスタイルで、かっこよくなっててびっくりしましたー!こっちの方でもっと観てみたくなった。

4・Fennesz+Sakamoto
こういうのは何ていうジャンルになるんでしょう?比較対象がなくてなんとも言い難いのだけど、野外でこれを聴けたのは本当に贅沢で幸せなことだなーと思った。この時間滅茶苦茶暑かったけど、涼しい音がして、モニターに映る空や木が綺麗だったり教授の姿が美しかったりして、ステージの上だけ別世界に感じました。聴覚も視覚も涼しいのに身体はものすごく暑いという不思議体験(笑)

5・高野寛
高野さんは新譜を試聴したときにピンと来なかったのですが、演奏が始まったとたんあまりのスーパー爽やかな空気に驚愕しました(笑) こんなに積極的な爽やかさを感じたのは初めてかもしれない・・・(しかもおじさんに)。90年代の雰囲気を持ちながらも、古さは感じさせなくて、ファンになりました。『君に、胸キュン。』楽しかった!

6・スチャダラパー
ワーハピ予習のつもりで聴いてたらすっかり好きになったスチャダラパー原発反対を強く訴えるステージでした。「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ(by伊坂幸太郎)」こういうのは逆に泣きそうになってしまう。かといって、普通の楽しいステージが観たかった気持ちもあるけど。でも、知名度とそれなりの地位があるけどテレビに出るわけじゃなく、ラップという社会問題と結びつきやすい音楽をやりながら怒りの方向に振れすぎることのないスチャダラパーは、音楽で原発反対の運動をするとすればこれ以上の適役はいないと感じました。かっこよかった。

7・KIMONOS
1曲目から『Mogura』でアガった!二人ともサングラスかけてて素敵でした。
たしか昨年のデビューでアルバム1枚くらいしかリリースしてないので、向井秀徳というネームバリューがあるとはいえ初めて聴く人が多かったんじゃないかと思いますが、すごく盛り上がっていてやっぱりこのフェスのお客さんはいいなぁと感じた瞬間でした。

8・LITTLE CREATURES
準備中の源くんに夢中でほとんど聴いてなかったごめんなさいw
でも大好きですリトル・クリーチャーズ。ドラムが好きです。
途中で雨が強くなって一時中断しましたね。

9・星野源
周りの方々が場所を譲ってくれて、最前列の真ん中近くで見れてしまったのもあって、すごく印象に残りました。
数百人規模のインストアライブでも、数万人の観客がいる野外フェスでも、歌の誠実さとトークや佇まいの親しみやすさが全く変わらないのがこの人のすごいところ。
出番直前に雨が降ったので急遽演目を変えて、最初に『はじまりはいつも雨』を、『くせのうた』をやめて『スーダラ節』を唄ってくれたのが、ちょっとレアで嬉しかったし、この柔軟さがやっぱり好きだなぁと思いました。
お客さんに「○○うたってー!」としつこく言われて「やりませーん」「うるせえ!」と答えて笑わせたかと思えば、「雨降っちゃったけど、いつかじじいばばあになったときに、そういやあの時雨だったなあって思い出したりするんだよ。デジカメの写真なんか見ながらさ。」なんて素敵なことを言って『老夫婦』を唄ったり。(泣かせにいってるでしょう…!)
そして最後に『くだらないの中に』。今まで聴いた中で一番良かったな。最前列で隣の人が視界に入らないくらい身を乗り出して、一対一で唄ってもらっているような気分で観ていたんですが(笑)、この曲の一番盛り上がるところ「僕は時代のものじゃなくて あなたのものになりたいんだ」というフレーズを、いつもより力強く、「伝えたい!」という気持ちが前に出た感じで唄っていて、うわぁ、いいなぁと感じた瞬間、急に強い風がぶわぁっと吹き抜けたのです。その偶然の演出が最高すぎて、感動で笑ってしまいました。『老夫婦』のときのMCじゃないけど、この雨や風も含めて絶対忘れられないだろうなぁ。


10・THE BEATNIKS
楽しみにしていたんですが、色々あってちゃんと聴けませんでした。。DOMMUNEフェスでちゃんと観ようと思っていたらまさかの中止だし。
でも、演奏が始まった瞬間にそのかっこよさに興奮した!自分が好きかどうかって一瞬で判断できるものですね。リベンジしたいなあ。

11・神聖かまってちゃん
かまってちゃんもまともに聴けなかったんだよなぁ。そしてこれもDOMMUNEフェス(ry

12・サカナクション
これも色んな方のご厚意のお陰で最前列ザキオカさん側で観ることができました!
一郎さんが満面の笑みで登場してきてすごく嬉しくなった。全員いつも以上に楽しそうに演奏していたのが印象的でした。
最初は、ナイトフィッシングイズグッドのSEからZeppツアーの時と同じインストで始まって、途中からYMOの『東風』のカバーに!昨年は21.1にライディーンのメロディを重ねた感じでしたが、今年は短いながらもちゃんとカバーでした。サカナクションの編成で原曲を素直にカバーしたような感じで、かっこよかった。「YMOと同じステージでYMOのカバーをするのはひとつの夢でした」とMCで言ってましたが本当かな(笑) 「でも許可取らずにやったのでこわい」とも言ってた。(ちなみに教授は先日ラジオで「サービス精神があってかわいいですね」ってコメントしてました。笑) 久しぶりに堅い敬語MCが聴けたのもワーハピならでは。選挙演説みたいになってたけど。
昨年のライディーンがあったのでちょっと期待していたものの、レコーディングでめちゃめちゃ忙しいことは知っていたので無理かなぁとおもっていたので、改めてリスペクトの気持ちが伺えて良かった。
『バッハ~』では、サビで周りのみんなとMVの真似して踊ってたら一郎さんが気付いて歌いながら笑っちゃってたのがめちゃめちゃ嬉しかったです(笑)
あとは、念願の野外で『ホーリーダンス』が聴けたのがすごく嬉しかった!開放感のある場所にぴったりな曲。踊れるし!それに、詞もトラックも良いし一郎さんの声も綺麗に出るので、サカナクションを知らない音楽好きに聴いてもらえる機会という意味でもよかったな。
それと、何の曲だったか、一郎さんがいつものように間奏で前に出てきてお客さんを煽った後、マイクのところに戻る途中でルーキーの時に使うドラムにぶつかりそうになってるのがおもしろかった(笑) 歌に間に合ってよかった。


13・Salyu×Salyu
一曲目はスマホのCM用だった『話したいあなたと』。 聴けると思っていなかったのでテンション上がった!それに観客の心も掴んだんじゃないかな。
わたしは4月にワンマン初日に行きましたが、その時点でコーネリアスプロデュースの多重録音の作品をライブで再現していて素晴らしかったのに、ツアーを経てライブならではの良さみたいなものが増していて更にものすごいことになっていました。圧巻。特に、『奴隷』の「働いてよ」の言い方に感情がこもっていてすごく良かった。笑
本当に大好きですこのプロジェクト。リリース情報が出た時点ですごいに違いないと思っていたけど、音源、ライブと期待をどんどん超えてきてくれて。「だから良いって言ったじゃん!」てみんなに言いたくなった。

14・YUKI
YUKIちゃんはやっぱり天使!妖精!!
『JOY』のイントロで、いつものJOYダンスを踊りながらまさかのYMOTECHNOPOLIS』の「トキオ!」というのをぶっこんできて可愛すぎた。笑った。個人的には数年ぶりにJOYダンスを踊って満足。
JOY・メランコリニスタと有名曲を選びつつ、発売前のニューアルバムから2曲(1曲はシングルのカップリングでもあるけど)もやっちゃうのがYUKIのすごさかなとおもった。しかもそれでしっかり盛り上げちゃうんだから。
『Wild Ladies』かな?では、エレキギターを持ちだして、弾けるのー?という観客の声に「自分に限界を作らないって決めたの。」と素敵な台詞。それで思ったんだけど、YUKIのことばって全部台詞みたいなんだよね。内容的には事前に決めていた言葉に聞こえるわけじゃないのに、YUKIはいちいちかっこよくてかわいい独特の喋り方で。MCも、「ありがとう」みたいな言葉でも、しっかりとショーの一部になっているの。スターとしてステージに立っているからかしら。
ただ、YUKIの歌はすごく安定感があるイメージだったんだけど、今回高音が出ていなくてちょっと心配。たまたまコンディションが悪かったのか、緊張してたのか。。後半持ち直してたけど、あんなYUKIちゃん初めてみた。

15・TOWA TEI
今回唯一のDJプレイ。
これまたしっかり観れなかったのだけど、この規模のフェスでひとりだけDJという浮きそうなアクトなのに、盛り上がってたってことはやっぱすごいんだろうなと(笑) ちょうど日が暮れて雰囲気が変わったのも良かったな。でもモニターにずっとテイさんの顔とたくさんステッカーの貼ってあるMacが映っていたのだけど、それだけでなんだか華があるのはテイさんだからかなーとか。
余談ですが、テイさんのときにサカナクションのメンバー(えじー、姉さん、ザキオカさん)が関係者エリアで観てるっていうのを教えてもらって、草刈姉さんに話しかけて握手してもらったのも最高の想い出!小さくて可愛かったー。

16・YMO
メイン!YMO。昨年のこのフェスで大好きになったYMO
でも体力的に限界が来てて集中できなかったのが無念・・・。静かな曲はぼーっとしちゃって休んでて、ノリの良い曲では余力を使い果たすつもりでガンガン踊って、ハタから観たらこわかったかもしれない(笑)
ということで1曲目から新曲!『Fire Bird』だったんですが、予想外に地味な曲だなぁ~とおもったくらいで、全然頭に入ってこなかった・・・(ごめんなさいごめんなさい) あとで某サイトで聴いたら、確かに静かで地味ではあるけどグッと来るものがある名曲でした。でも、体調が良かったとしても、野外ライブで初披露するには向いてない曲ではあったんだろうな。(もちろんそれがダメというわけではなく)
コズミックサーフィン』が聴けて嬉しかったのと、アンコールの『東風』が素晴らしかったです。
それに、昨年は『体操』を初めて聴いて折角の教授の号令に対応できなかったので、今年は痙攣の運動リベンジできてよかった!!
千のナイフは昨年ワーハピで初めて聴いて以来一番好きな曲だったんですが、そのときの知的で老成したかっこよさと比べて、今年は怒りだとか感情が強くなっていた印象を受けました。というか全体的にそうだったかな。今年のYMO反核を強く訴えているので、その印象もあってかもしれないけど。衣装も、「NO NUKES MORE TREES」と書かれた揃いのポロシャツでした。
体調が万全でなかったのが残念でならないけど、やっぱかっこよかったし、なにより一緒に観てたみんながすごく良かったって言ってたのが嬉しかったな。

(写真・セトリ→ http://www.barks.jp/news/?id=1000072267 )


昨年初めてワーハピに参加したときはくもりで過ごしやすい一日だったのだけど、
今年は晴れちゃって暑くて大変だったなあ・・・。夕立があって助かったくらい。
レジャーシートが配られて2ステージ交互に観るっていう形だから日陰で休めるようなこともなくて、割と序盤から熱中症気味。ステージの転換も、昨年より更にスムーズになっててちょっと座って待つ時間もなくて、好きなアーティストやよく知らなくても素敵なアーティストばかりだし、踊りたい気持ちを抑えて自主的に座って休む時間を作らなきゃいけないのがすごく辛かった・・・。私好みの素晴らしいアクトばかり一日でたくさん見れちゃうワーハピだからこその悩み。
あ、あと前日寝れなかったから更にキツかったんだな。(小学生か・・!)

そういう悔しさを除けば本当に満足でした!
それに今年はTwitterの音楽仲間と大勢で観たのもすごーく楽しかった。移動が多いフェスじゃなかなかできないからこれもワーハピならではかな。初めましての方も多かったけどみんな優しくて感謝感激。本当にありがとう!しあわせな一日でしたー。

来年も絶対いくぞっっ