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2016年のSMAP、12月31日の中居正広

SMAPファンにとって、とても辛い2016年が終わりました。今年はもっと良いことがあると信じ、いや、穏やかに過ごせるだけでも良いですが…あけましておめでとうございます。

 

中居正広のSome girl' SMAP』最終回

大晦日の中居さんのラジオ、聞きましたか?

思い出すだけで辛いですが、興味のある方は文字ではなく音源を探して聞いてみてください。私はリアルタイムで聞いていましたが、もう一度聞き直す気分にもなれないので、ここから触れることは人の書き起こしを参考にしつつ、勝手に要約したりもしてます。

 

1月から、中居さんも他のSMAPのメンバーも、公開謝罪と解散コメントを除き、ほぼ一連の報道に言及することはありませんでした。どんなに醜聞を重ねられても、メンバーは何も言い訳しなかったし、ファンは週刊誌よりも28年間見てきたメンバーの言動や人柄を信じました。(一括りにするのは乱暴ですが、私がTwitterで見るコアなファンはそういう人が多かったです)

それから、彼らが何も言わないことをささやかな希望にもしてきました。もし自ら解散を選んだのだとしたら、森くんのときや稲垣さんのときや草彅さんのときのように、自分で説明してくれるはずです。もし事務所の都合でやむを得ず解散することになったとしても、どうしようも出来ないのならそれはそれでファンが納得できるように説明してくれるのではないかと。だから、何も言わないのは次の一手があるからではないかと。

とにかく、どう見てもメンバーが望んだようには見えないからこそ、少しでも形勢を逆転するための力になれればと、ファンは様々な活動をしてきたわけです。メンバーを動かしたかったわけではなく、メンバーが動きやすい環境を作りたかった。

 

でも中居さんのラジオを聞いて、それどころじゃなかったんだなと思ってしまった。

いつも自分の役割をしっかりこなす中居さんが、
「神様は僕にこの31日という今日の日をどういう意味で与えてくれたのかな」
「なんで31日なんだろう」
と話すことをためらう様子を見せた。

準備野郎で若いときから先を見越して行動してきた中居さんが、
「デリケートな時期、敏感な時期が続いて、丁寧にしないといけないとあまりにも考えると麻痺して、鈍感になっていった」
「僕は今年1年の自分の言動・行動、あるいは決断、決して全てが正しいなんて全然思ってないんですよね。間違えたりする瞬間とか不正解だった場面とか、う~ん…僕はきっとあると思ってるんですよ。」
「今年44歳なんですが、今まで習ったことのない1年だったんですね。」
と弱さを見せた。

メンバーとSMAPを愛しながら、表立って褒めることは多くない中居さんが、
「誰も悪くないんですよね」
と繰り返した後、
「来年はそっとしてあげたい」
「メンバーは今年一年よく頑張りました、踏ん張りました。しっかり最後までSMAPを務めたと思います」
「労いとかお褒めの言葉をあげてほしい」
と気遣った。

ファンにも天邪鬼な中居さんが、ファンの様々な活動やハガキに対して
「いつもみたいに重いとかうっぜーとか言えなかった」
「期待に応えられなくて申し訳ない」
「ありがとうでいっぱいです。純粋に受け取りました」
と素直に話した。

 

言えないことだらけなのは分かっているけど、話せる範囲で本当に誠実に話してくれたのが分かりました。そして、幾多の困難を乗り越えてきたSMAPにもどうにもできないことが起きたのだなと理解しました。中居さんなら、SMAPなら大逆転できるはずだと期待したことが申し訳なく感じました。彼らは絶対にファンを責めたりしないけど。彼らを信じたことは間違ってなかったと思うけど。でも…

「どうしようも出来ないのならそれはそれでファンに説明するのでは?」という考えもきっと間違っていました。いや、彼らがどの時点まで存続の希望を持っていたかは知り得ないけど。彼らは、問題を表面上落ち着かせるよりも、嘘をつかないこと、誰の悪口も言わないことを選んだ。それがきっと「SMAPを務める」ということだったのだ。

 

一度解散することはやむを得なくても、次の契約更新時に独立して再結成することはできるんじゃないか、という望みもありました。でも、中居さんや木村さんや草彅さんが口々に「これからのことは分からない、考えていない」と言っていて、それは良くも悪くも解釈できる言葉だけど、少なくとも現時点では再結成の展望もないんだろうと受け取りました。それにしても、メンバー自身、SMAPじゃなくなる未来なんて考えたこともなかったんだろうな。

 

そしてラジオの最後、中居さんは「好きに締めさせていただきます。曲紹介もしません」と言って、子供のような明るい声でメンバーの名前を叫びました。

「しんごー!!つよしー!!ごろー!!きむらー!!すまっぷー!!じゃねー!ばいばーい!」

中居さんはテレビでは何年もメンバーをこんな呼び方はしていません。名字にさん付け。これは年相応に、というのと、スマスマ等でゲストが疎外感を感じないように、ということらしいですが、裏では今もこの呼び方だったようです。だからこれはタレント・中居正広ではなく、中居正広個人として叫んだものであり、更には私信でもなく、自分の想いに無理やり区切りをつけているように聞こえました。

 

そして、流れた最後の曲は正式に音源化されていない*1SMAP』。デビュー曲『Can't Stop-LOVING-』よりも前、人の言葉を借りるなら「SMAPSMAPだけのものだった」時の曲で、初めてもらったオリジナル曲だったようです。

芸能界でどんなに出世しても、SMAPとメンバーを愛する気持ちはこの頃からずっと変わらないんだなというのが痛いほど伝わったラジオで、辛くて。

 

私は以前、SMAPマイケル・ジャクソンと同じにはしたくないと書きました。

ayapiii.hatenablog.com

 根拠もなく人を陥れるマスコミには絶対に流されない、馬鹿にされたとしても反論し続けるんだという決意は揺らがなかった。でも、この時私はSMAPのこれからの音楽活動やデビュー25周年、スマスマの20周年に関することが阻害されること、自分が楽しみにしていた未来が消されたことに対して怒っていました。受け入れられなかった。SMAPがいない世の中のことは何も想像できていなかった。私はSMAP結成と同じ1988年生まれ、SMAPのいない世界を経験したことがありません。

 

今私が辛いのは、私や世間からSMAPを奪われたことではなく、中居正広からSMAPを奪われたことです。10代の頃からSMAPが好きだ、メンバーが好きだと言い、アイドルは20代で引退するのが当然だった頃からずっとSMAPを続けていくために先を見据えて行動し、努力を惜しまず、SMAPのためなら自分が嫌われることも恐れず、実績も人望もある中居さんの夢が叶わない世界で、一体何を信じられるんだろう。

 

でも、中居さんがあんなに辛そうにメンバーとSMAPに別れを言った今、私も一度区切りをつけなきゃなと思ったのです。何の力にもなれないけど、私も去年1年頑張った。踏ん張った。疲れた。これからも応援していくし、このままでは終われないという熱い気持ちもあるけど、きっと先は長いから。今考えていることを一度書いておこうとこのブログを書き始めたのですが、もう2800字使ってしまった(笑)

 

2016年のSMAPのこと

この1年、根拠も示さずに4:1の構図だけは一貫して矛盾しまくりの記事を量産した週刊誌やスポーツ紙やネットニュース、それらをそのまま垂れ流したワイドショーを除くと、Twitterでは偶然メンバーに遭遇した一般人や一緒に仕事した経験のある人が思い出を語り、雑誌では直接取材してきた記者が彼らへの想いを語ってくれた。その内容はどれも、芸能人らしからぬフラットさと優しさがありながら、一流のプロフェッショナルでもあるという、私の尊敬するSMAPそのものでした。

そして、彼ら自身は、どんなに中傷されても何も言い訳せずに普段通り仕事をし続けていました。草彅さんは1月の解散報道翌日に予定通り生放送に出演したし、稲垣さんは舞台でファンの前に立って話し普段通りの姿を見せてくれたし、中居さんは解散発表前後に毎日生放送でオリンピックキャスターを務めたし、香取さんは毎週SmaSTATION!!での生放送とおじゃMAPでのロケをこなしたし、木村さんは矢面に立ってラジオで自らへの批判を読み上げ受け止めてくれた。

辛く悔しいことばかりだったけど、彼らのことは1年前よりずっと好きになっている。

 

週刊誌やネットニュースはたくさんチェックしました。最初はその中に少しでも信じるに値する情報を見つけようとしたけど、そんなものはなかったので、彼らへの誹謗中傷にいかに矛盾点が多いかということや、そういう記事に関して世間はどういう反応をしているかというところを見ていました。

それで思ったのは、自分の興味のあるものでなければ一つひとつの情報を精査することなく話のネタ程度に扱う人が多いんだろうなということと、結局自分の信じたいものを信じるんだなということ。もっと正確に言うと、自分のイメージに合うものを人は信じる。

だからCMやドラマでイメージする「いつも格好つけていていけ好かない」キムタクが4人を裏切って、「子供の頃から芸能界で大人になりきれない」香取がそれを嫌ったというストーリーを信じる人が多く居たのでしょう。ファンは「少年漫画の主人公のように仲間やスタッフ思いで真っ直ぐな」木村拓哉が私利私欲のためにSMAPを蔑ろにすることはないし、「誰よりもSMAPが好きで木村拓哉を慕っており、常にファンを喜ばせることを考えていてどんな仕事もプロとしてこなしてきた」香取慎吾木村拓哉を嫌って仕事を拒否することなどありえないと考える一方で。

…そもそも、仲良しグループではなく尊敬し合って緊張感を持って仕事をしてきた、メンバーほぼ40代のSMAPが、意見が異なったからといって嫌いになるとか、それでまともに収録できなくなるとか、幼稚な理由で仕事を放り出して周りに迷惑をかけまくって解散するとか、全てがありえないのですが。

話が逸れましたが、イメージに沿ったものを信じるということは同じでも、そのイメージに根拠があるのはファンの方だと思うのです。それが事実だというつもりはないですが、28年間もの言動に沿っているのですから、そうそう小手先の嘘で誤魔化せるものでもありません。

 

 ということで、これまで信憑性が低い情報は安易にRTしたり信じたりしない、憶測と事実を混ぜたりしないことを心がけてきましたが、今日はちょっと可能性としてあるかなと思っていることを含めて無責任に書いておこうかなと。色々聞いた上で個人的に納得のいくように組み立てただけなので、これをソースに何か言うのはくれぐれもやめてくださいね。ずるいこと言うけど。

 

私がSMAPを好きな理由は、そのままジャニーズ事務所SMAPを嫌う理由だったんだろうなと思います。それは個性を重視したバラバラなダンスだったり、下手なのに心に響く歌だったり、事務所に禁じられても仲間を思って森くんや稲垣さんの名前を出す自由さだったり、年齢を重ねても新たな魅力を打ち出せるしぶとさだったり。

 

更に、彼らは歌や自分の言葉で伝える力が非常に強いからこそ、この1年それらを奪われたんだろうなと思っています。2015〜2016年の年末年始、彼らは普通に仕事をして、普通に歌っていたし、むしろ普段より楽しそうで良い雰囲気でした。それが解散報道及び公開謝罪以降ガラリと変わりました。スマスマの収録はファンの観覧を入れなくなりましたし、ビストロ内のコーナーは単調なクイズばかりになりましたし、歌ゲストとのトークはなくなりましたし、自分たちの歌を歌うことはありませんでした*2

 

メンバー間にトラブルがあったことを原因とすると、解散報道より前からそうなっていたはずですし、そんな理由で仕事に支障をきたす人たちには思えません。逆に、メンバー間にトラブルがある時こそ、所属事務所はそれを隠すように仲の良いところを積極的に演出して見せるのが本来のあり方です。更に、報道が出た頃には独立問題は収束していたと話すスポーツ紙の記者もいました。

なので、ジャニーズ事務所側がSMAPの素の姿やメンバー同士話す姿をファンや視聴者に見せたくなかったと考える方が自然だと思っています。なぜなら彼らに問題がないことが分かってしまうから。公開謝罪で一言ずつ喋るだけで、それが本音でないことをありありと伝えてしまったから。噂レベルですが、スマスマのスタッフに圧力がかかり、5人だけの企画や彼らが仲良く見える編集をすることができなくなったという話も耳にしました。

 

公開謝罪以降、彼らが生放送に出演したのも、持ち歌を歌った*3のも、3月に放送されたNHKの明日へコンサート一度だけです。ずっと不仲報道やバッシングが続いていた彼らですが、生放送のオープニングで5人くっついて話し、老若男女の観客の前で『オリジナルスマイル』『この瞬間、きっと夢じゃない』『世界に一つだけの花』の3曲を披露するだけで、やっぱりSMAPはすごい、もう大丈夫だと思わせるような力がありました。

だからこそ夏の歌番組では一転して出演辞退することになり、解散発表もスマスマ最終回も彼ら自身の言葉で話す機会を与えられなかったんだろうと思います。スマスマ最終回の終盤、オルゴールをBGMにスライドショーになった部分は、生放送できるようにスタッフは準備しSMAPも当日フジテレビに集まっていたにも関わらず、事務所の人間に阻止されて叶わなかったという話も聞きました。これはスタッフ側からも出待ちのファン側からも情報が出ているので、本当なんじゃないかと思っています。

 

それでも疑問は残ります。生放送を持っている香取さんや、フリートークの時間が多い中居さんは、ファンのために不仲説だけでも否定できなかったのかなということ、各メンバーのラジオ、特にメンバーについて話すコーナーのある稲垣さんのラジオで、一番仲の良いはずの木村さんの話がほとんど出なかったこと。何らかのわだかまりがあったとしてもいくらでも隠すことが出来るはずなのに、あえて触れないようにしているようにも感じました。また、そもそも自ら望むとは思えない解散という決断をせざるを得ない状況とは、どういうものだったのかということ。木村さんや中居さんのラジオでの話しぶりから、今年の契約更新で改めて独立できるような状況でもなさそうなこと。

これらの疑問が一気に解決する噂を先日Twitterで目にしました。いやほんと、信憑性とかなくて申し訳ないのですが。元マネージャーの退社後、SMAPと同じく担当していた後輩グループを潰さないことを条件に解散を受け入れたらしいというものです。自分たちが怒られたり干されたりするのではなく、後輩に影響が及ぶとしたら、彼らが慎重になり事務所のストーリーに従わざるを得ないことに納得がいきます。

後輩グループにはあまり詳しくないですが、確かに飯島派と言われていたキスマイは変わらないペースで仕事ができているようでしたし、Sexy Zoneはむしろ露出が増えたようにも感じていました。結局マネージャーではなくSMAPが嫌いだったのかなと捉えていましたし、そうかもしれないですが。

 繰り返しになりますがこれは伝聞や噂を元にしたただの憶測です。何の価値もありません。でも一方的に報道されている不仲解散よりはマシなシナリオな気がします。ただ、もしそうだとすると、事務所の権力者の身に何かある以外に今の状況から抜け出せないし、更には飼い殺し状態に悪化する可能性だってあるんですよね。想像しただけで気持ち悪くなってきます…。

 

私はジャニーズ事務所が心底嫌いだ。後輩たちは嫌いじゃないし悪くないのも分かっているけど、後輩がたくさん出て仲良さそうにしている番組は今はちょっと観れない。2016年、ジャニーズ事務所とフジテレビがSMAPを巻き込んで心中し、テレビを中心としたエンターテインメントは死んだんだ。長年冠番組を放送してきたフジテレビとは縁が切れました。早くジャニーズ事務所との縁も切れるように願ってやみません。エンターテインメントの新時代を作るのもまた、SMAPであってほしいのです。

 

★以下、1/6追記

個人的な気持ちを吐き出すように、勢いで書いた記事ですが、SMAPファンでない人も含め、思いの外たくさんの方に読んでいただきました。あえて説明不足のままにした部分もあったのですが、ちょっと補足します。

 

最後の仮説を主張したくて書いた記事に読めるかもしれませんが、そのような意図はありません。おまけのようなものです。何も考えずに書き進めた結果、締め方が雑になってしまい反省しています。

この1年、過剰に報道される一方ではっきり事実と言える情報はほとんどなく、ただ振り回されまいと耐えてきました。でも12/31を区切りとして、耐えるゴールも見失い長期戦に突入しました。考えても結論が出ないことを分かっていても考えてしまうのは人間の性でしょうか。辻褄を合わせるにはピースが足りず、もやもやだけが蓄積された状態でした。

相手の気持ちがはっきりとわからないのはとても辛いことで、コミュニケーション不全の状態が続くと信用が揺らぎます。私は弱い人間なので。ここに書いたことはただの可能性の一つで、私自身これを信じる、といったものではありません。でも、このままだともやもやが暴走していずれメンバーを疑うことになりそうで怖かった。ひとつの可能性として、私の知るSMAPと齟齬が生じない、比較的筋道の通ったストーリーを頭の隅に置いておくだけでも、うまく息が吸える気がしたのです。

あえて“人は結局自分の信じたいものを信じる”という言い方をしましたが、不仲報道を信じないことについては、ファンだから受け入れられない、信じたくないといったことではなく、きちんと理由があります。所属事務所が公式文書やコメントで事務所は悪くない、タレントの我が儘だと主張し、タレントのイメージを守ろうとしないことが異常だからです。所属事務所と関係が深いと言われているスポーツ紙や週刊誌が息を合わせたように不仲を報じることも、違和感を強くしました。また、この件以外でも、FC会員への不誠実な対応や、ファンから集めた東日本大震災義援金の会計報告をしていない*4ことなど、一般企業ではありえないことが多く、一切信用できない事務所だと考えています。このことを前提に、真逆のところに真実があるのだろうと違うストーリーを考えてきましたが、ファンとそうでない人では、認識に大きな隔たりがあるかもしれません。

 

以上、今更ですが、ファンでない人への補足説明でした。今は早く5人に平穏が戻り、障害なく個人仕事ができることを祈っています。

*1:『Can't Stop-LOVING-』のカップリングにメドレーの一部として収録されているのと、リミックスアルバム『BOO』に『SMAP #2』として収録されているので聴くことはできます

*2:元々持ち歌を歌うことは多くありませんでしたが、仮にも昨年はアニバーサリーイヤーでした

*3:スマスマ最終回を除く

*4:SMAPがスマスマで毎週支援を呼びかけていた東日本復興支援財団は、SMAP孫正義氏、王貞治氏と共に発起人となった組織で、ジャニーズ事務所Marching Jとは別です。